むかし弘安六年ごろ、この地方に疫病が流行しました。住職は不動明王のお示しによって大釜で薬草を煎じ、牛車に積んで病人に与えたところ、たちまち治り人々は安堵しました。 それから誰言うことなく「あんど釜」といわれるようになったとのことです。